現代文論述を徹底解説!難関大の現代文も『現代文と格闘する』で完璧に!

「難関大学を志望しているのだけれども、現代文の勉強法が確立しない!
ある程度の点数を取ることはできるのだけれど、点数がブレて入試で失敗しないか心配...」
あなたは今、そんなふうに思っていませんか?
そんなあなたのために、現役東大生が、実際に受験勉強で使っていた「現代文と格闘する」を徹底解説します。
この記事を読めば、
・「現代文と格闘する」の特徴
・この参考書で到達できるレベル
・成績を上げるための効果的な使い方
といったことが完璧に分かります。
するとあなたの現代文の力は上がり、センター試験、そしては難関大学の個別試験へとつながります。
この記事が現代文を勉強する上で役にたち、あなたが志望校に合格すれば幸いです。
(武田塾の説明ページへ行きます。)
「現代文と格闘する」の特徴
現代文と格闘するは、河合出版から出されている難関大学志望者向けの現代文の参考書です。
現在のものは第3版となっており、2006年の初版からより良いものへと改良されています。
およそ350ページでもの分量を誇る本書では、「ことばをイメージする」「文章を読みつなぐ」「文章と格闘する」の3つに焦点を当てて、現代文の読解を感覚に頼ることなく進めていくことを目指しています。
「文章を読みつなぐ」とは?
「現代文と格闘する」を読む上で核となるのが、「文章を読みつなぐ」という2章です。この章では、小手先のテクニックにとらわれない、現代文の読解方法を論理的に解説しています。
多くの現代文の参考書は、「AがあればB」などとさも全ての文章に当てはまるかのように、テクニックを掲載しています。しかし、実際にはそんなに簡単に読めるはずがありません。文章の形式や書きぶりは様々だからです。
そこで「現代文と格闘する」では、あらゆる文章に通じる本質的な読み方を徹底的に解説しています。
実際参考書内では、例文を挙げて、その文章の読み方のガイドラインを丁寧に説明しています。
他の問題を解くに当たっても、このガイドラインに沿って読むことを意識しましょう。
実践問題にも取り組む
そして、3章では実際に問題を解き、考え方が定着しているかを確認します。
難易度はやや高めですが、きちんと2章の内容を使って解くものになっており、確実に力がつくような出題となっています。
そして問題読解については、「現代文と格闘する」内で、マーキングや要約などTo doリストが事細かに設定されています。これらを一つも怠ることなく、最後まで粘って勉強することを心がけてください。
「現代文と格闘する」で到達することのできるレベル
この参考書で到達することのできるレベルは、東大・京大、早慶をはじめとする全ての最難関大学レベルです。つまり、この1冊を完璧にしあげることができれば、現代文は本当に怖いもの無しです。
もちろん、相応の難易度ではありますが、これらの大学を志望する人にはぜひ取り組んでもらいたい1冊となっています。
「現代文と格闘する」の効果的な使い方
本書は3章構成になっており、1・2章が読み物で、3章が実際に解く問題となっています。
そこで、1・2章については「徹底的に読み込む」、3章については「1・2章を意識して解く」ということがポイントになります。
本書に限らず全ての参考書に共通しますが、1週読んだ程度では定着とは程遠いです、特に本書は文書レベルが高いため、より難しいでしょう。
そこで1・2章については1ヶ月に1回ペースで良いので何週も繰り返し読み込みましょう。問題を解くよりは軽い負担で済みますが、しっかりと内容を理解しようとするモチベーションが重要です。
「現代文と格闘する」を使い始めるタイミングとは?
そして、本書を使い始めるタイミングについてですが、高3春が一つの目安となります。現代文が得意な人は受験生に上がるタイミングで、1回目を通しておくと良いでしょう。
そこから何度も読み込むうちに理解を深めていくことができます。
もしくは、レベルの高い参考書なので、少し遅く、夏休み頃から使い始めるのも良いタイミングだと言えます。
どちらにしても、授業のない長期休みをきっかけにするのがおすすめです。
「現代文と格闘する」を使う上での注意
注意点としては、シンプルに「難しさ」が挙げられます。つまり、全てのレベルの人がこの参考書を読めば、どんな問題にも対応できるようになるというわけではない、ということです。
少なくとも現代文が苦手ではなく、実際そこそこ点が取れているレベル、つまり全国模試で偏差値60程度は欲しいです。偏差値50でも十分などと紹介しているサイトもありますが、体感ではそのレベルでは厳しいと思います。
このレベルに達していない人は、「田村の現代文」などもう少しやさしい参考書から始めましょう。
いくら「感覚」と言っても現代文にもレベルがあります。まずは自分のレベルにあった参考書をチョイスしてみてください。
もちろん、積極的に難しいものに挑戦しようとする姿勢は素晴らしいことですが、物事には順序というものがありますので、自分のレベルを見極めるのも大切な能力です。
まとめ
いかがだったでしょうか。「現代文と格闘する」は非常にレベルが高く、通読するだけでもかなりのパワーを要します。
しかし逆にしっかり理解できれば、飛躍的に現代文の得点を伸ばし、得意教科にすることができます。
この参考書を使って、あなたが志望校に合格することを願っています。