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早稲田大学社会科学部の入試傾向と対策とは?現役社学生が解説

早稲田大学社会科学部の入試傾向と対策とは?現役社学生が解説

早稲田大学社会科学部は例年私大入試の最終日に入試が行われることもあり、入試の倍率が10倍前後にまでなります。

この高倍率の入試を勝ち抜くのはそう容易なことではありません。

 

きっとこのページに来た方の多くは

「早稲田の社学になんとしてでも合格したいけど、どんな対策をすればいいんだろう」

「社学を併願したいけど、入試って難しいのかな…?」

といった疑問を持っているのではないでしょうか。

 

この記事では早稲田大学社会科学部に合格するために知っておきたい、入試問題の傾向とその対策について現役で社学部に在籍している筆者が解説します。

この記事を読んだ方が社会科学部の対策について、自信を持って勉強できるようになっていただければ幸いです。

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早稲田大学社会科学部の入試問題の傾向と対策は?

早稲田大学の入試問題は、学部ごとに出題傾向が大きく異なってくるため、自分が出願する学部ごとの対策を講じる必要があります。

対策方法を知るためにもまずは社会科学部の入試問題の傾向についておさえましょう。

社会科学部の入試概要

社会科学部は記述式の解答が一切なく、全てマーク式で解答します。

「全部マーク式なら運が良ければ合格できるかも…?」と考える受験生が毎年少なからずいるのですが、マーク式だからといって問題の難易度が低いわけではないため油断は禁物です。

受験科目は「外国語」「地歴・公民or数学」「国語」の3科で、英語のみ試験時間が90分で他は60分となります。

配点は英語が50点、他が40点の合計130点となり、得点率63%前後(82~83点)で毎年合格となっています。

 

しかし、ここで注意してほしいのが「素点」と「調整後の得点」の存在です。

「素点」とは、何も手を加えていない状態の得点のことを指します。実は、この得点をそのまま合否判定に用いることはありません。

 

入試では「地歴・公民or数学」において選択科目が受験生によって異なりますよね。

この科目間では平均点や問題の難易度に差がどうしても生じてしまいます。

そのため、どの科目を受験したとしても公平に合否判定を行えるように選択した科目に応じて適切な得点の調整を行う必要があります。

 

早稲田大学の公式ホームページや赤本に掲載されている合格最低点とは、「調整後の得点」のことを指しています。

そのため、過去問演習を行なった時に、「だいたい6割は正解したから本番も合格するかもしれない」と考えるのは危険なのです。

正式なデータが出ていないので断定はできませんが、筆者が実際に過去問演習を重ね、入試を突破した経験から言うと「素点の状態で7割以上得点できていれば合格の可能性は高い」と言えるでしょう。

社会科学部の英語の傾向と対策:2015年度入試から会話表現の出題が変更に。確実な読解力を身につけよう

 

英語 アルファベット

赤本を過去数年分解いた方ならご存知かもしれませんが、2015年度入試から出題傾向が変わりました。

2014年度までは社学特有の出題として「会話表現問題」が1つの大問として10題出題されていました。

しかし、2015年度入試からはその代わりに文法知識を問う「空欄補充問題」が出題されるようになり、問題の難易度としてはやや易化したと言えるでしょう

(会話表現問題は特殊な出題が多く、別途対策をしなければ得点することが難しかったため)。

それ以外の出題に大きな変更はなく、文法の正誤判定問題と空欄補充問題に加え、主に社会科学系のテーマを扱った長文問題が3題出題されています。

 

問題全体の難易度としては、正誤の判定に悩む問題が多く、早稲田大学の他学部の英語と比較しても簡単では部類だと評価できます。

 

ただ、年度によって出題傾向や難易度が大きく変わることがなく、安定した出題を行なっているため、過去問演習をそこそこ古い年度のものまで遡って行い、出題量や難易度に慣れることが最も効果的な対策になります。

 

例えば、多くの受験生が苦手意識をもつ文法の正誤判定問題ですが、正誤判定で頻出の文法事項は決まっています。そのため、問題を解くときに注目すべき箇所はどこかを意識することが大事になります。正誤問題のみを集めた問題集を一冊購入し、やりこむことがおすすめです。

 

読解問題は社会科学系のものを扱っていることが多く、内容もやや難解なものが多い傾向にあります。英文解釈のやり方が定着したらパラグラフリーディング(各段落ごとの内容を意識しながら読む)の力を身に付けるようにしましょう。ディスコースマーカー(文章の接続や展開を担う単語)に印をつけながら読むことも内容理解の手助けになります。

 

加えて「単語の意味を推測する力」も大事になります。

入試で出題される単語の全てを覚えることは不可能です。

文脈の流れから未知な単語の意味を推測することが出来ると、文章の内容の理解度を大幅に上げることができます。

 

社学の長文問題では、社会科学の領域における専門用語が出てくることもあり、この単語の意味がわからないと内容把握や問題を解くのが難しくなることも考えられます。

日頃の演習で単語の意味を推測する練習をすることをおすすめします。

社会科学部の国語の傾向と対策:現古漢融合問題に慣れておこう。合格のために確実に点数を取りたい科目

読書 本

社会科学部の国語は英語、地歴公民(数学)の難易度と比べると最も易しいと言えます。

そのため、社学に合格するためには国語での失点は最低限に抑えたいところです。

社学の国語は現代文で「評論・論説」か「随筆文」が1題、古文で「現古漢融合問題」が1題、計2題が出題されます。

現代文は比較的社会論や文学論が出題されることが多く、現古漢融合問題では和歌や漢詩を含む中世〜近世までの題材が扱われます。

文章量は少なめなので、まずは時間内で全てを解き切れるようにしましょう。

出題される問題は知識問題の他にも文章の内容を問うものがメインとなっており、文章の内容を正しく把握していれば選択肢で悩むことはそんなにありません。

そのため、現代文で確実に得点するためには精読を身につけ、選択肢の吟味の精度を高めることが必要です。

また、現古漢融合問題は出題する大学、学部がそう多くないため、社学の過去問で初めて目にする受験生もいるのではないでしょうか。

慣れないうちは解きにくく感じるかもしれませんが、個々の問題の難易度はそう難しくありません。

過去問を活用して出題形式に慣れることが一番の近道でしょう。

 

古文にまつわる出題は文法・助動詞・古典常識を完璧に頭に入れておくことで十分に対応可能です。基礎に立ち返った復習をおろそかにしないようにしましょう。

特に漢文にまつわる出題は基礎標準レベルのものばかりなので、教科書レベルの知識を確実に定着させましょう。

社会科学部の地歴公民の傾向と対策:「差をつける」よりも「確実に取るべき問題だけ取る」意識を

社会

社会科学部の入試問題で一番厄介な科目が地歴公民になります。

日本史、世界史、政経のいずれも教科書レベルの知識の定着は大前提となり、そこからさらに詳細部までの知識の暗記や出来事の流れ、歴史の本質的な理解がしっかりしていないと正解を導くことが難しい出題となっています。

どれくらい厄介なのか、実体験を例にあげて説明するのが一番わかりやすいでしょうから、

筆者の経験を例に挙げます。

 

筆者は政経選択で、センター模試から早大プレまで、どの模試でも偏差値70前後を安定して取っていました。

成績をキープするため、日頃から教科書には載っていないような詳細な知識のインプット・アウトプットに励む、政経オタクのような状態でした。

過去問演習の時期に入ってからも社学だけでなく他学部の問題も10年分ほど解き、よりマニアックな知識のインプットも行い対策は万全にしてたつもりでした。

しかし、入試本番。これまでの受験生生活で一度も目にしたことのない知識に関する出題がいくつもありました。

 

「政治経済を選択している受験生の中で自分が一番演習をこなしている!」という自負があり、実際他大学・早稲田の他学部の入試ではかなり余裕を持って解答することができていましたが、唯一未知の問題にいくつも遭遇したのがこの社会科学部の政経の出題でした。

また、選択肢が微妙なものばかり(どの選択肢も明確に正解だと判断するにはグレーな表現がされている)で、自信を持って解答することができた問題の方が少なかったです。

正直カンで答えざるを得ないものもいくつかありました。

そして、案の定(?)入試から数日後には複数の出題ミス(選択肢が不適当だった等の理由)がアナウンスされました。

 

……つまり、社学の地歴公民では「高得点を取る」ことを目指すのは得策とは言えません。

少なくとも、政治経済に関していえば「問題の質がそもそも良くない」ため、ここで他の受験生と差をつけることはほぼ無理です。

 

難問というより奇問だらけで、演習量がそのまま得点に直結するような出題ではありません。

出題されるか分からないようなマニアックな知識を覚えるために時間を割くのであれば、その分英語か国語に時間をかけるべきです。

 

地歴公民に関して対策を行うとすれば、教科書に乗っている事柄は全て他人に対して完璧に説明できるくらい理解した上で覚え、問題演習をしていく中で出てきた未知の知識についてもその都度もれなく覚えていく感覚で学習していく必要があるでしょう。

また、年末年始の時期あたりで時事問題をまとめて勉強しておくと安心です。

 

難問が出題される社学の地歴公民ですが、当然基礎標準レベルの出題もあります。

逆に言えば基礎標準で落とすことは許されません。

入試中、「この問題で落としたら合格は無理だ」というくらいの気持ちで確実に正解を選べるよう、早めに土台固めを完成させるようにし、それ以降はあまり細かいところまで深追いしようとしない方が賢いでしょう。

まとめ:諦めない気持ちが合格のために一番必要

以上、早稲田大学社会科学部の入試問題の傾向と対策についてお伝えしました。

出題傾向を知った上で対策をするのとしないのでは合格可能性は大きく変わってきます。

 

傾向を知り、赤本を用いて演習を行い始めたばかりの頃は

「本当にこの入試を突破することができるのかな?難しい……」

と落ち込んでしまう受験生も多いかもしれませんが、何よりも大事なのは諦めない気持ちです。

 

最初から過去問を解くことができる受験生はいません。焦らず、着実にできることを増やし、出題傾向に慣れ、経験値を積むようにしましょう。

きっと、志望校合格も夢ではなくなるはずです。

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